Switchで発生しやすい故障

Nintendo Switchは、家でも外でも使えるゲーム機としてとても人気になっています。なんといっても、そのルックスがとてもクールですし、携帯性もとてもよい!反面、落としてこわしてしまうという事故も起こりやすいという特徴があります。この記事では、Switchでよく見られる故障と、Switchを修理に出す際に注意すべきことについて解説していきます。

Switchで発生しやすい故障について

Switchは、これまでのゲーム機とは異なる、家でも外でもアクティブにゲームが楽しめるゲーム機です。このような性格のゲーム機なので、多くの人が通学や通勤の際にバッグに入れて出かけるのですが、だからこそSwitchをこわしてしまう人も少なくないようです。Switchの故障、どんなもの、そしてどんな原因のものが多いのでしょうか?

水没・水濡れ

水没や水濡れは、スマートフォンに多い故障ですが、同じように持ち運ぶことの多いSwitchも、水没や水濡れにより修理に出す人が多いようです。水濡れによる故障は、どっぷりとSwitchを水没させなくても起こる可能性があります。濡れた手で少し触っただけでも、内部まで水分が浸透してしまうこともあります。
ありがちなのは、ペットボトルの飲み物がバッグの中でこぼれてしまい、Switchが濡れてしまうこと。これは注意すれば防げますので、できればSwitchとボトルはいっしょに入れないようにしましょう。ワンちゃんや猫ちゃんといっしょに暮らしている人は、ペットがSwitchで遊ばないよう、彼らが触れない場所に保管することも大切です。

破損

Switchを物理的に破損させてしまう。ゲーム機としてはありがちなことかもしれません。持ち運ぶことの多いSwitchですからなおさらです。落下させたり、どこかにぶつけてしまうことで、ボディやスクリーンが割れたり、欠けたりしてしまいます。

場合によってはボタンやコントローラーが正常に動作しなくなってしまったり、内部のパーツがこわれてしまったりする場合もあるので、Switchを持ち歩く際は、ケースに入れるなどして破損に十分注意しましょう。

整備不良や端子の不良

これは故障と呼ぶべきではないかもしれませんが、多いトラブルではあるのでここでご紹介しておきます。Switchは、ゲームカードを使用してデータを読み込ませたうえでプレーを楽しみます。しかし、ゲームカードからデータを読み込ませる際にトラブルが発生しがちです。ゲームカードの端子がホコリや手垢などで汚れていてうまくデータが読み込めない場合があります。
この端子部分は、ほかの精密機械同様、気をつけて扱いましょう。Switch側のカードスロットも同様にきれいに保っておく必要があります。しかし、綿棒などを突っ込んでしまうと、逆に端子に綿が付着してしまう可能性があるので、お手入れにはエアダスターなどを使用するようにしましょう。

Switchの修理はどこに出せばよい?

楽しく遊んでいたSwitchがこわれてしまった場合は、どこに修理に出せばよいのでしょうか?Switchを修理に出す場合、主に2つの候補があります。

Nintendoに修理を依頼

Switchがこわれてしまったら、まずはメーカーであるNintendoに修理を依頼できます。やはりメーカーですから、純正パーツを使って修理してくれるので、パーツの相性が合わないというトラブルにはなりにくいでしょう。内部の基板に故障の原因がある場合も、メーカーなら修理に対応可能です。

ただし、メーカーに修理を依頼すると、本体にデータが保存されている場合は消えてしまいます。修理が終わるまでに1~2週間ほど時間がかかり、また、保証がきかない場合は、修理料金は街の修理店よりも高額です。修理に出す際は、Switch自体を送らなければならないこともデメリットだといえるでしょう。

街の修理店に修理を依頼

街の修理店とは、iPhoneなどのスマートフォンを修理しているショップのことです。地方都市の商店街など、ユーザーのすぐ近くにあるため、修理を依頼しやすいことは、街の修理店の大きな強みだといえます。すぐに直して欲しいとき、予約なしでもすぐに修理を受け付けてくれます。
修理にかかる時間もメーカーと比較すると圧倒的に短く、ありふれた故障であれば、即日、修理が可能な場合もあります。本体に保存されているデータもほとんどの場合、そのまま残せますし、修理料金もメーカーよりはリーズナブルです。

しかし、街の修理店は万能ではありません。システムや基板など、重要な箇所の修理になると、街の修理店では対応できない場合があります。また、iPhoneなどのスマートフォン同様、本体を開けてしまうとその後、メーカーでは修理を受け付けてくれなくなる可能性があるので注意が必要です。

Switchをこわさないために注意すべきこと

Switchは、とても楽しく遊べるゲーム機です。体全体を使って遊べるゲーム機だからこそ、故障や破損が多いとも言えますが、そんなSwitchをこわさないために注意すべきことについて解説していきたいと思います。

ながらゲームはご法度

スマホでもながらゲーム、ながらチャットをしている人をよく見かけますが、Switchでも「ながら」は禁物です。実際、車を運転しながらスマホを使うことは禁じられていますが、それはSwitchも同様です。もしも事故を起こしてしまった場合は、スマホ同様に重い罰が科せられるので絶対にやってはいけません。ながら運転で交通に危険を生じさせた場合は、それだけで免停、罰則は1年以下の懲役、もしくは30万円以下の罰金となっています。

連続使用は避ける

Switchは、連続使用を避けましょう。ゲームにはついつい熱中しがちですが、適度に休憩しながら楽しむことが重要です。メーカーも1時間プレーしたら、15分は休憩をはさむよう、注意書きを入れています。ゲームに熱中しすぎたり、逆に集中力が落ちているのにゲームをだらだらと続けていると、コントローラーを落としたり、どこかにぶつけたりする可能性が高まります。

保管場所に注意

これはさまざまな精密機器にいえることです。Switchは、スマートフォン同様、とても精密に作られています。自宅に保管する際も、外に持ち出す際も、以下のような場所には置かないようにしましょう。

・直射日光が当たる場所

自動車や電車の窓際など、直射日光が当たる場所にSwitchを長時間置いてはいけません。特に夏場はそれだけで内部まで熱が伝わり動作しなくなる可能性があります。歪みなど、外観にも影響が出る可能性があります。

・乳幼児やペットが触れられる場所

投げたり、口に含んだりしてしまう可能性があるので、置き場所を考えましょう。

・湿気の多い場所

お風呂場などの湿気の多い場所でのプレーはともかく、保管してもいけません。

・不安定な場所

何もしなくても本体やコントローラーが落ちてしまいそうな場所に置くことは避けましょう。

・暖房器具の近く

オイルヒーターやストーブなどの暖房器具の近くにSwitchを置くことは避けましょう。

・キッチン

キッチンにSwitchを置いてしまうと、油まみれになってしまうかもしれません。

Switchのセーブデータについて

Switchではさまざまなゲームをプレーすることが可能です。Switchも、ほかのゲーム機同様、データのセーブに対応していて、途中でゲームを終了しても続きがプレーできるようになっています。Switchでは、ゲームソフトのデータは、microSDカードにセーブして、さらにそれをSwitchで読み込んでプレーするのですが、セーブデータはすべて本体に保存されるという特徴があります。
そのため、本体が故障してしまうと、メーカー修理ではこれが消えてしまいます。街の修理店で修理する場合は、セーブデータを残せる場合もあるので、Switchを修理に出す際は、状況を考慮して選ぶとよいでしょう。